腸内環境

アレルギーと腸内細菌の関係について

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免疫細胞と腸内細菌

 

アレルギー反応とは、本来身体にとって害のないはずのものを、なぜか免疫細胞が敵とみなして攻撃してしまうことによって起こる、生体反応(炎症やくしゃみや涙など)です

 

ご存知の通り、アレルギーを起こす抗原は人によってさまざま(花粉だけでなく、卵、甲殻類、そば、金属、犬・猫など、、、)なので、ある抗原によってある人がアレルギー反応を示したからと言って、それが全員にアレルギー反応が起こるわけではありません

 

分子栄養学の視点から考えると、もちろん原因は食生活にあるわけですが、近年アレルギーを引き起こしている原因は食物繊維不足であることが最新の研究でわかってきているのです

 

 

免疫細胞は7割が腸に存在している

 

免疫細胞は腸に存在している

 

体内に侵入してきた外敵を駆除する免疫細胞の7割は、実は小腸に存在しています

 

絨毛と呼ばれる小腸のひだの先端周辺にビッシリと備わっており、必要に応じて腸壁を透過して血流に乗って体の各部位で働きます

 

そしてその免疫細胞を神経伝達物質を放出することによってコントロールしているのは、どうやら腸内細菌であることがわかりつつあります

 

イメージでいうと免疫細胞が鉄人28号で腸内細菌が正太郎少年ということですね

 

鉄人28号と正太郎少年

 

古すぎる?

 

免疫細胞の暴走=腸内環境の乱れ?

 

腸内細菌

 

つまり暴走している免疫細胞が原因というより、それを腸内環境がコントロールできていないことによって、アレルギー反応が起こっているという仮説が成り立ちます

 

現在市販されている花粉症の薬などは全て、免疫細胞の1つであるマスト細胞から放出されるヒスタミンやロイコトイシンを抑えるものであるため、症状を抑えることはできても根本的解決策とはならないんですよね

 

抗原との接触からアレルギー反応までの一連のメカニズムを考えると、根本的な原因は腸内細菌による免疫細胞のコントロールがうまくいかなくなっていることにあるようです

 

江戸時代に花粉症はなかった!?

 

日光街道

 

ではそもそも、昔の人達は花粉症などに対してどのように対処していたのでしょう?

 

驚くべきことに、我が国の文献には花粉症についての文献が見つからないのです

 

抗原となるスギなどは五街道沿いにびっしり生えていた(今ほどではないにせよ)はずですし、河原にはブタクサなどが群生していたはずです

 

つまりアレルギーのかなりの数は現代病と言われるもので、1960年代から症状を訴える患者さんが雨後の筍のように増えだしたのです

 

アレルギーは現代病?

 

分子栄養学の視点から考えると、もちろんこれは食生活の変化にあると言わざるを得ません

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腸内細菌の数は現代人は江戸時代の半分!?

 

少し汚い話になって恐縮ですが、便のほとんどは実は腸内細菌の死骸なんですよね

 

つまり便の多さによって腸内細菌の量もある程度推し量られるものでもあります

 

誰がどのようにとったデータか興味あるところですが、以下のデータは戦前と戦後の日本人の便の量について比較したもので、約半分に減少してることがわかります

 

便は腸内細菌の死骸

 

戦前の食事と戦後の食事で大きく変わったポイントに、アレルギーが深く関係していると考えられます

 

食物繊維の不足が腸内環境の乱れにつながっている

 

食物繊維の摂取量が減少している

 

古来よりわたしたち日本人の食生活は、キノコ類や木の実、野菜や穀物など、食物繊維と切っても切り離せないものでした

 

しかし戦後、食生活の西洋化が一気にすすみ、穀物の精製が標準化され、現代人の食物繊維摂取量は激減していきます

 

食物繊維とは文字とおり繊維でして、本来は身体に吸収されるものではないため、厳密に言えば栄養とは言えないものですが、腸内細菌のエサとなるため、身体にとっては必要不可欠なものとなります

 

食物繊維が豊富な場合、腸内細菌は免疫細胞をうまくコントロールできるため、アレルギー反応を抑えれるものと思われます

 

しかしながらこの食物繊維が不足した場合、暴走を抑える役割をする免疫細胞(Tレグ細胞など)がうまく働かず、攻撃の枠割の免疫細胞のブレーキをかけることができなくなるのです

 

アレルギーに悩む若者が寺に修行のため入山してしばらくすると、アレルギー反応が驚くほどなくなったという理由も、彼らが食べる精進料理に食物繊維が豊富に含まれているからだと考えられます

 

まとめ

 

というわけで、アレルギーと腸内環境の関係についてでした

 

わたしも数年前までひどい花粉症でしたが、毎日発酵食品などの食物繊維をたっぷり取り、食物繊維系のサプリメントを摂取することによって、2年前から花粉症の症状はほとんど出なくなりました

 

それでもお酒を大量に飲んで腸内環境が乱れた翌日は、驚くほどくしゃみが出るので、やはり腸内環境が一番の原因であるとの仮説に確信が増すわけですね

 

 

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